Microsoft 365の解約方法|自動更新の止め方・返金・PersonalとFamilyの違い・買い切り版との比較
Microsoft 365(Personal・Family・Basic)は、Microsoftアカウントの「サービスとサブスクリプション」で解約します。解約すると自動更新が止まり、返金の対象かどうかは手続きの途中で表示されます。返金の目安は、購入や支払いから30日以内です。日本では日割りの返金は対象外と、公式に書かれています。この記事では、解約の手順のほか、PersonalとFamilyの違い、Copilot追加後の値上げ、買い切りのOffice Home 2024とどちらが得かも整理します。2026年10月27日時点の公式の情報で書いています。
まず、どこで契約したかを確かめる
解約の窓口は、買った場所で分かれます。Microsoftから直接買った契約は、Microsoftアカウントで解約します。AppleやGoogle Play、Amazonなどの小売店で買った契約は、Microsoftのアカウントでは解約も返金もできません。
| 買った場所 | 解約する場所 |
|---|---|
| Microsoftのサイト・ストア | Microsoftアカウントの「サービスとサブスクリプション」 |
| App Store | Appleのサブスクリプション画面。返金もAppleに依頼 |
| Google Play | Google Playの定期購入。返金もGoogleの案内に従う |
| Amazonなどの小売店 | その販売店に問い合わせる |
Microsoftで直接払っている人の解約手順
- 購入に使ったMicrosoftアカウントで、account.microsoft.com/services/microsoft365 にサインインする。
- 「サブスクリプションのキャンセル」を選ぶ。画面によっては「管理」から進み、「キャンセル」または「アップグレード」と表示されます。
- ページ上部の「確認してください」を読む。より安い別のサブスクリプションが案内されることがあります。
- やめるなら「サブスクリプションが必要ない」、やめるのをやめるなら「特典を保持する」を選ぶ。
キャンセルの選択肢がなく、「継続請求を有効にする」というリンクだけが出ているときは、すでに自動更新が止まっています。表示された日付に期限が切れ、それ以降は課金されません。手順は、Microsoftの解約のヘルプに書かれています。更新日の何日前までに済ませるかは、このヘルプには載っていません。更新日はアカウントの画面で確かめ、余裕を持って手続きしてください。
解約したら、何が変わるか
返金がない場合、Microsoft 365は、ふつう今の請求期間の終わりまで使えます。変わるのは、期限が切れたあとです。
- クラウドストレージが5GBに戻ります。
- FamilyやPremiumを解約すると、共有していた全員のストレージが減ります。
- 無料の容量を超えて使っていると、OneDriveへの保存・編集・同期や、Outlook.comのメールの送受信ができなくなります。
- そのまま6か月たつと、OneDriveとその中のファイルが削除される場合があります。
写真や書類をOneDriveに置いているなら、期限が切れる前に別の場所へ移してください。
返金されるのは、どんなとき
公式ヘルプによると、返金されるかどうかは解約の手続きの途中で自動的に判定され、画面に表示されます。
| ケース | 公式の記載 |
|---|---|
| 初めて買ったとき | 初回の購入から30日以内、または最初の定期請求日の前の、早いほうまでに解約すれば返金される |
| 更新で請求されたとき | 支払いから30日以内に解約すると、直近の定期請求分が返金される。サブスクリプションの製品ごと・Microsoftアカウントごとに1回だけ |
| 日割りの返金 | Basic・Personal・Familyは、日本は対象国に入っていない(「日割り計算された払い戻しはご利用いただけません」) |
| App Store・Google Play | それぞれのストアの手順に従う |
日本では「30日以内なら返金の可能性があり、過ぎたら期限まで使って終わり」と考えるのが、公式の書き方に近いです。年払いの人が更新の直後に気づいたときは、30日以内のうちに解約してください。月払いと年払いで条件を分けた記載は、確かめた範囲のページにはありませんでした。
プランと料金の一覧
Microsoftの日本語の料金比較ページ(2026年10月27日に確認)では、個人向けが次のように表示されていました。
| プラン | 月払い | 年払い | 人数 | ストレージ |
|---|---|---|---|---|
| Basic | 260円(注) | 2,440円 | 1人 | 100GB |
| Personal | 2,130円 | 21,300円 | 1人 | 1TB |
| Family | 2,740円 | 27,400円 | 1〜6人 | 共有で2TB |
| Premium | 3,200円 | 32,000円 | Familyの機能を含む | 2TB |
注:Basicの金額は、比較ページではなく、MicrosoftのBasicのページ(日本語)に出ていた金額です。どの金額にも、ページ上に「税込」の文字はないため、決済の画面で最終の金額を見てください。年払いは、月払いの12か月分より、Personalで4,260円、Familyで5,480円安いと書かれています。
BasicはAI機能を使えません。上の家庭向けプランに上げると、デスクトップ版のアプリを入れられるようになる、とヘルプにあります。WordやExcelのデスクトップ版が必要なら、Personal以上です。
値上げの経緯と、Copilotなしの「Classic」
PersonalとFamilyには、CopilotなどのAI機能が加わり、料金が改定されました(Microsoftの発表は2025年1月)。Microsoftの公式ブログ(英語)には、アメリカでは月3ドルの値上げで、個人向けでは初めてだと書かれています。既存の利用者は、次の更新まで新しい料金にならないとも説明されています。日本の改定の日付と幅は、公式の発表そのものを確かめられませんでした。
このとき用意されたのが、AI機能のない「Personal Classic」と「Family Classic」です。公式ブログには、自動更新を有効にしている既存の利用者が、期間限定で切り替えられると書かれています。ただし、今も切り替えられるかは確かめられませんでした。日本語のヘルプに出てくるのは、残り日数を換算する表の行だけで、提供状況や価格は載っていません。アカウントの画面にClassicが出るかどうかで判断してください。
なお、同じブログには、AI機能のないプランとしてBasicも挙げられています。
プランを下げて安くする
公式ヘルプでは、下位のプランへの切り替えは、解約と同じ画面から始まります。
- account.microsoft.com/services の「サブスクリプション」タブで、今のプランの「管理」から「サブスクリプションのキャンセル」を選ぶ。
- 表示される内容を読み、希望するプランを選んで、手続きを完了する。
今の契約は期限まで使えます。新しいプランへの切り替えは更新のときに自動で行われ、料金も更新まで発生しません。反対に上のプランへ上げるときは、新しいプランを同じアカウントで買うと、残り日数が換算されて加算されます。換算率は組み合わせで変わり、PersonalからFamilyで92%、BasicからPersonalで24%です。
PersonalとFamilyの違い
| Personal | Family | |
|---|---|---|
| 人数 | 1人 | 最大6人 |
| 年払い | 21,300円 | 27,400円 |
| ストレージ | 1TB | 共有で2TB(注) |
| アプリ | Windows PC・Mac・スマホ・タブレット | 同じ |
| アプリ内のAI機能 | 契約者本人 | 契約者本人だけ |
注:Familyの2TBは、2026年10月8日以降に新しく契約する人が対象で、すでに契約している人は2027年5月2日以降の更新時に2TBになる、とヘルプにあります。
大きな違いはAI機能です。Familyの共有メンバーは、契約に紐づくアカウントでmicrosoft365.comにサインインすればCopilotのチャットを使えますが、WordやExcelの中のAI機能は契約者だけです。年払いの差は6,100円です。2人以上で使うなら、Personalを2つ買う(年42,600円)より、Familyのほうが15,200円安くなります。
Office買い切り版(Office Home 2024)との比較
Microsoftの比較ページでは、Office Home 2024は一回限りの購入で41,380円です。
| Office Home 2024 | Personal | Family | |
|---|---|---|---|
| 料金 | 41,380円(1回) | 21,300円/年 | 27,400円/年 |
| 台数・人数 | 2台のWindows PCまたはMac | 1人 | 1〜6人 |
| Word・Excel・PowerPoint・OneNote | 含まれる | 含まれる | 含まれる |
| クラウドストレージ | 無料の5GB | 1TB | 共有で2TB |
| アップグレード | 用意されていない | ― | ― |
買い切り版のOutlookは無料版のみ(広告あり)、AI機能は無料のアカウントでの利用に制限がある、と比較ページにあります。
何年使うと、買い切りのほうが安くなるか
- Personal(年払い):2年目の更新で払う合計が42,600円になり、買い切りの41,380円を超える。
- Family(年払い):2年目の更新で合計54,800円になり、買い切りを大きく超える。
どちらも、2年目の更新をした時点で、払った合計が買い切りの値段を上回ります。2年以上、1〜2台のパソコンでWordやExcelだけを使うなら、買い切りのほうが安く済みます。スマホでも使う、家族で使う、OneDriveの容量が欲しい、AI機能を使うなら、サブスクリプションが向いています。買い切りに移るときは、ヘルプによると、まず定期請求をオフにして、期限が切れたあとにパッケージ版のOfficeを買い、ライセンスを切り替えます。
よくある失敗
- パソコンからOfficeを消しただけで、解約したつもりになる。請求は契約した場所で止めます。
- 別のMicrosoftアカウントで探す。購入に使ったアカウントでサインインします。
- Appleや小売店で買った契約を、Microsoftの画面で探す。買った場所で解約します。
- Familyを解約して、家族のストレージも減る。先に家族へ伝えておきます。
よくある質問
解約したら、すぐ使えなくなりますか。
返金がなければ、ふつうは今の請求期間の終わりまで使えます。
日割りで返金されますか。
日本は、Basic・Personal・Familyの日割り返金の対象国に入っていません。返金されるのは、購入や支払いから30日以内など、公式の条件に当てはまるときです。
返金されるかどうかは、どこでわかりますか。
解約の手続きの途中で、対象かどうかが表示されます。
「継続請求を有効にする」と出ています。解約はできていますか。
できています。表示された日付に期限が切れ、それ以降は課金されません。
Copilotなしで安く使えますか。
Classicは期間限定の旧プランでした。今も切り替えられるかは、アカウントの画面で確かめてください。AI機能もデスクトップ版も不要なら、Basicがあります。
解約したあと、また入れますか。
入れます。新しく購入すれば、再び利用できます。
動画・音楽・AI・ソフトの契約を並べて、払いすぎがないかを見たいときは、契約中のものを選ぶだけで計算します。
払いすぎを計算するこの情報は2026年10月27日時点です。出典は、Microsoftサポート「Microsoft 365 サブスクリプションのキャンセル」「Microsoft サブスクリプションの払い戻しを受ける方法」「Microsoft サブスクリプションの返金ポリシー」「Microsoft 365 サブスクリプションの間で切り替える」「Microsoft Copilot(無料)と Microsoft 365 の Copilot の違いは何ですか」、Microsoft Storeの「Microsoft 365 のプラン & 価格を比較」(日本語)、Microsoft公式ブログ「Copilot is now included in Microsoft 365 Personal and Family」(英語)です。料金やプランの内容、返金の条件は変わることがあるので、最新の情報は必ずMicrosoftの公式ページでご確認ください。